パーソナリティ:加藤諦三 070319放送
アドバイザー:大原敬子氏
相談者:主婦58歳 主人58歳 長男30歳 次男28歳
相談内容:次男が、大卒後2年半は勤めていたがそこが合わないということで、自分の思う所を受けて勤めていたが3ヶ月位で帰ってきた。帰ってきたが自分で生活するから家を出ていくと言うので、親たちは悩みがあって帰ってきたのに次の就職先が見つかるまでは居ったらいいと言って家に居たが、それから就職活動もせず、前からだったのですけれど親子の関係が上手くいかなくて。(両親ともの関係)小さい頃は親の言うことは良く聞いた。小学5・6年生の頃虐めにあった時も親にも言わず頑張って学校へ行っていた。しかし中学校の時は先生の言うことは聞かなくなった。学校へは行っていた。第2志望の大学に行っていたが上手くはいってなかった。1回目の就職をした時に寮へ見に行った。それを今「見に来た!見に来た!」と言う。今は、「今まで僕がしようと思っていた事を皆ダメにした」と言う。「ほっといてくれ」と言う。
加藤氏:家で言うことを聞く子はストレスを学校で発散させる。
相談者:長男の結婚にも差し支えるので次男に家にいて欲しくない。次男には出て行けと言っても出て行かないので、他の皆が家を出て行こうかとも思っている。それが次男の為にならないだろうか?どうしたら良いだろうか?
AD:虫がいい親。怖い親。こまやかな触れ合いがまったくない。お母さんも自分がやっている恐ろしさに気付いてない。自分の所に災いがきた時にはめちゃくちゃ切ってしまう。非情になりながら自分の恩を売っている。「こんな良い親でしょ。」と言いながら邪魔だと思ったら切り捨てる。それを気付いて欲しい。心が入って無い。この子の事を見ていない。虐められたときに親にも言っていない。これは親を信じれない証拠。この子に足りないものは、「やまない雨は無い」「春が来ない冬は無い」とか言うけれど、それはなぜかというと、雨がやんだ時にどう対応するかという、心の準備を教える事が親。やんでも、春が来ても、如何したら良いか分からなければどうしようもない。親としてこの次如何したら良いかを教えていない。いい親を演じて、見る気が無かった。親(あなた)は子どもの欲しい事は一切見たくない。したくないから、この子が求めているのはもっと細やかなもの、物じゃない。あなたは「私がして気持ち良いもの私がしてやりたいこと」をやってあげた。その場その場で手っ取り早い処理をしている。あなたの話を聞いていると浅いことしか言ってない。それ位しか見て無かった。この子は親に愛されているとは思っていない。あなたは、自分の都合のいいようにしている。この子を置いて逃げるなんて、残された人間が幸せになる訳が無い。ずるい。逃げてはダメ!あえて口に出してくれた方が子どもは理解できる。一番の解決法は今思っていることを全部言葉に出す。この次男は判断できる。弁解ではなく気持ちを言う。あなたが如何してこんな気持ちになったか、すべてを子どもに話す。そしたらこの子は出て行きます。あなたの側にいないほうがこの息子さんは良いんです。
加藤氏:この息子さんはあなたのずるさに反応している。子どもにとってたえられないのは「真の愛の欠如じゃない。過剰なる拒否の愛」に耐えられない。価値観を見る。「この家は目に見えるものにしか価値を置いていない」と敏感に感じる。子どもに本当には関心が無かったことを感じている。二人で真剣に話し合って下さい。
相談者:ありがとうございました。