パーソナリティ:加藤泰三氏 070219放送
アドバイザー:マドマゼル愛
相談者:女性70歳 主人は死去 子どもなし 一人住まい
相談内容:先日デパートのバーゲンセールで万引きをしてしまって、部屋に連れて行かれ住所とか言わなかったので、警察に連れて行かれた。初めてでびっくりした。自分でしたことだから、仕方ないと思っているが、最近耐えられなくなって、体調も悪くなってきた。夜は眠れない。ご飯も食べられない。落し物をしたりして、このまま行ったら自分がどうになってしまうんじゃないかと心配。一人が悩んでも解決しそうに無いので電話を掛けた。
最初は万引きをしようとしていたわけではない。捕まって部屋に連れて行かれ、うその住所や電話番号を教えた。それがばれて警察の人が来て警察署に連れて行かれた。写真・指紋を採られてたりした。親友はいません。寂しかったんじゃないか と思う。
加藤氏:子どもでも大人でも万引き等をする人は、寂しいときにする。
相談者:はい、そうですか。主人無くなり、いろんなことがあったけれど一人でどんな事でも耐えてきた。今回は寂しさというか、ふうと 力が抜けて抜けたみたいになって、自分が自分で無いような感じだった。
加藤氏:しゃべるだけではなく、ものを書くことはありますか?
相談者:いろいろ書きました。
加藤氏:書くというのは、万引きをしたというのを書くんじゃなく、デパートで部屋に連れて行かれたときに味わった感情、自分は確かに変な気を起こしたけれど、最初は取る気は無かった。それなのにあんなひどい扱いを受けた。私は悔しい。あなたの悔しい感情それをそのまま書く。その後警察に行きましたよね、警察に行っていやな悔しい思いをしたでしょ?警察でどうゆうことをされたというのではなく、どうゆう感情を味わったか!悔しかった。情けなかったという その感情を全部書く。そうしたら、少し違ってくると思います。
盗み心ではなく寂しさとか精神の不安定さから自分でも訳が分からなくなって万引きをすることがあるらしい。そういう人はお店の人から見るとすぐ分かるらしい!それで、そこに至るまでの寂しさとか常道の不安定さが元々あったと思う。それが劇的に変なクライマックスを向かえて、行った事の無いような警察まで行った。
警察は過去を調べて衝動的で初犯ということで釈放した。それは分かっているけれど許すわけにはいかないから、いやな思いをさせるようなことになった。やったことは仕方ないけれども、自分が作った結果は受け止めるしかない。誰でも年は取りたくない50、60、70歳になっても自分が作ってきた事実は動かすことはできない。すべて自分が作ってきたことはごまかせない。本当の安心を得るために、あなたには今、小手先でない本当の安心が必要な状態。そのためには僕は、とってもいい事件だったと思う。「将来ばれたら」とか、そういう心配の中から絶対に安心だという気持ちは生まれるわけが無い。となると、生き方 考え方を変えないといけない時期に来ている。気になるのは「店長のあの顔は一生絶対忘れない」と先ほどあなたが言った。僕は店長が毎日万引きにあって毎晩「悔しい思い」をしていると思う。スーパーとかは100個売っても1個取られたら利益が無くなる様な所を彼らは生きている。毎日 毎日そうゆう人を見て、「人間に対する悲しい思いを抱いているのはどちらだろうか?」と思う。それは「公平に認めてあげなければいけない」
相談者:それは分かっているんですけど。
AD:ちょっと待って 分かってたのならば、手紙を書く人は店長でなければならない。そして、あのときは本当に悔しい思いもしたけれども、「考えてみれば私はあなたが、いつもこうゆうふうな人を捕まえて、逆に人間に対する不振を感じている。本当にあのようなことをして申し訳なく思った」と警察で大変いやな思いをしたけれども、それはそれとして「何であんなことをしてしまったのか、一度ご挨拶をして謝りたい」。と もし あなたがそうゆう思い出で、もう一回この事件を処理したら、絶対安心な気持ちが生まれてきます。
相手にすまない、謝りたいという思いが優先ならば、自分の体のことは忘れて、よたよたでも歩いていける。それをやった時に絶対安心の境地が新しく生まれ始めるのが人間だと思う。
相談者:今、言われて変わりました。自分がジッとしてただけで、悩んでるだけで一歩も進まないのでは仕方ないと思った。
AD:そしたら、店長は場合によってはあなたをやさしく迎えてくれるかもしれません。
「また、うちをご利用下さい。」それが信頼関係じゃないですか!誰でも至らないことはある、至らない者どうしが和解して生きていくことができるのがこの世界だと思った時に孤独ではないと 思える。
相談者:そうですね、ありがとうございます。
加藤氏:これでマドモアゼル愛先生が言われるようにね、起こった事で絶対安心の境地の人生観になれると思いますので、是非 店長の所へ行って下さい。
「起こったことを良いほうに持っていく」