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パーソナリティ:加藤諦三                       070301
アドバイザー:森田公一郎(医学博士)

相談者:主婦49歳 主人55歳 長男25歳 次男22歳

相談内容:長男の仕事が長続きしない。最初の職場は2ヶ月位。職安で見つけてきても長続きしない。9箇所変わった。

学生時代は、普通の学生だった。小中学時代は親の言うことをよく聞く子だった。22歳の弟は、すごくまじめです。

長男に小さい頃は弟よりは期待していた。長男は大学を卒業しても仕事をする気がなく、私が求人とかを見て就職をさせて。今の仕事に半分位頂ける。消費者金融から120万円位借りていたが私たちが支払った。パチンコ、彼女との交友費に使ったらしい。私と主人は普通の夫婦と思う。お父さんは、仕事が忙しいのであまり感知しない。

加藤氏:嫌なことを親に言えると子どもは、心理的に健康な大人になる、傾向がある。嫌なことを隠すということは親子関係がうまくいってない。人には隠しても親には言う、これが親子関係。

相談者:小さい頃は、長男は反抗も無く育てやすかった。次男は、俺はやる時はやるんだから黙ってくれと言う子。

加藤氏:次男の方が正常だった。長男は育てやすく手がかからなかったんでしょ?

相談者:そう言われればそうですね。

加藤氏:それだけ長男は我慢していたということ。親にいい顔をしていたということ。自分というものを出してこなかった。気が弱いからいい顔をしている。定職に着かない長男をどうしたらいいかという相談ですね。

相談者:そうです。でも今は9箇所目の職場を休みがちなのが発覚したら、その日から帰ってこなくなっている。

加藤氏:難しい問題で,こうすれば良いという答えが出にくい問題です。

AD:お父さんの出番が無さすぎる気がする。男は男どうしでということがある。お父さんに出てもらうことが必要。

子育ては大変なんです。簡単には行かない。お母さんは自分であまり抱え込まないように、あせらないように、お父さんに・・

加藤氏:昔手が掛からなかった分、今手を掛けている。本当は昔(小さい頃)手を掛けて育つのが良いですけど、今が反抗期だと思って。お父さんは、この大変な時に会社で忙しいはないですよ。お父さんの態度が問題だと思う。

学生と話をすることがあるが、小さい頃の恨み辛みが有ります。居てほしい時に側にいないということは恨みになります。勝手なものですよこどもというのは、子どもの勝手さを汲みながらしか育たない。今は、しょうがないです、苦労しなかったんですから。

手の掛からない子は後で問題を起こします。手を掛けられないのではなく親が怖くて手を掛けられなかったのです。