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パーソナリティー:児玉 清                         070130放送 

相談者:主婦54才 主人57才 長男28才 長女25才 次男21才 次女18才

長男は家を出ている。主人は、自営業者  

相談内容:25才の長女のこと 去年から働きだした 家族とコミュニケーションがとれない。食事の時の態度 ただ座って黙って食べているだけでしゃべらない。

朝の挨拶だけはする。なぜ、そういう風になったのか? 次女と同じようにしてほしい、母である私の態度が次女とは違うと言う。高校生の時も自分は遊びにいかないで家の手伝いをしていたのに、次女には何もさせない。私が買い物に行く時に「弟をみてて」と言うのを 長女は「利用されていた」という。就職しても中間と上手くいかない。仲間外れ。

いつも黙っている。仕事はオペレータと事務。断絶 

こちらから余り言ってもどうなのか? 待っている方がいいのか? 会社で声が小さいと注意される。主人は、長女と一緒に夜、話したりします。「素敵だねと言われる子なって欲しい」というような話はしている 長女はそれに対して 「はい」って言ったらしなければならないから、分からないって答える。 

児玉:正直な人だね。

相談者:高校受験の時酔っぱらいを助けて その人が 住所電話番号を渡してくれた、だから行かなければならないと言うので 酔っぱらいの人言うことなのだから行かなていいのよって言ってたら、長女は25才の今まで「私は行かなくてはならない」と思っていた。

ずっと心の中にあったようだ。 

高校生の時、家のお金をと取ったので、叩いて怒った。大学院(児童心理学)の入試を失敗した。

児玉:いろんな考えをちゃんともっている方ですね 

アドバイザー:マドマゼル愛氏 

本人は「子どもの頃から我慢して生きていた」という、思いが強い。それが心理学を勉強したり、社会に出て通用しない部分が有るという現実にぶちあたった時、これは家庭内で培われてしまったこと、親の責任で有るという形に今まとめようとしている。時期だと思う。本人は今苦しんでいる 物が欲しくてお金を取ったのは確かだが、何故そこまでしてでも買いたい物があったのかということ どういう思いをもって盗みを働くようなことをしたのかを分かってもらえない。彼女自信が追い込まれた思い。自分の思いというものを大事にされてこなかった。無視されてきた。なのに私は一生懸命やっていた。分かってもらおうとする幼少期から今に至るまでの気持ちがある。

相談者:「確かにそう思う」コツコツと、物事をしてくれる事に関して私は「ありがとう」位しか言ってない。

AD:高校時代、友達にアルバイトに行って「時給は幾ら位だよ」とかという話を聞いたり 家族にアルバイトに行って偉いね と言われたり。

自分の家ではお兄ちゃんは大義名分を付けて何処か行っちゃうし、次女や三女は都合よく逃げている。おそらく家ではこの子が一番働いていたと思う。おそらく不等だと思った働き分の時給分位を盗んだ と 直感的に思う どうですか?

相談者:確かにすべてそこに行ってますね。

AD:何故お父さんお母さんは私を都合よく扱わなければならないの? 何故分かってくれないの?そういうことをしなければ収まりがつかないというアピールでもあった

そういう性格の娘ではないか?

この不器用な長女が、何を訴えようとしているのか?コミュニケーションを食事の時 とらなくなった。 ただ黙って座っているだけ。これは、18才の次女は遊びに行く。私も遊びに行きたかった。それを「どうやって私に納得させてくれるの」という怒りが現れてきている。何とか家にいる時はそれが納まっていたものの、外の厳しい世界に出た時に、みんなは、家の問題や自分の問題をクリアして来ているのに自分はどうも溶け込めない という時。一時的に人は何処かで甘えというものを満たさない限り外に出ていけないという動物でもある

「この私の心をどうにかしてよ どうにかしてくれないと私外に出て行けないよ」それをお母さんお父さんがどう受け止めるか?盗みの問題も分かりやすい例だった。お父さんお母さんは理解してくれたのね。という思いが。やっと分かってくれたのね。何か納得させてあげる。お母さんはお前にぶつかっちゃった。などなど

感情の問題だから、悪かったどうのこうのではなく、とりあえず謝る?そういう問題ではなく、「気持ちを分かって上げられるかどうか?」

食事の時に黙っているというのを お母さんが「困った」と捕えると、永遠につづきエスカレートする。ようするにこの子は甘えようとしているのだ。自分が納得できるコミュニケーションをとって欲しいのだ。まずは「甘えているのだ」と、みなくてはいけない。ここまでして家族を求めているのだ。ということを理解して上げる。黙って憮然としていればいるほど、思わずかわいくなるというか、黙ってでもいいからお茶を「はい」と出して上げる。そういう態度に変われば1カ月もかからず修復できる。向うは求めている、甘えの行為であって、親が困ったという態度を とってはずっとつづく 

 

児玉 暖かく包んで上げなければならない。